勉強を継続できますか?秘策があります!

2019/04/25

「継続は力なり」

この有名な言葉は、誰もが聞いたことがあると思います。そして、納得すると思います。確かに継続していくことで、確実に自分の力になっていきます。勉強でもスポーツでも共通して言えることです。
しかし、「継続」が大切なことだとわかっていても、「継続」は簡単ではありません。
「朝早起きして勉強をがんばろう!」……そう思って、一週間後も「継続」できているでしょうか。なかなかできないこともあると思います。

さて、では「継続」するためには何が必要かと言えば「根気」と言えるでしょう。つまり、諦めずに続ける強い気持ちが必要です。
では、どうしたら「根気」を養うことができるでしょうか。単純に「気合」と答える精神論もあると思います。それ自体は否定しません。しかし、科学的に脳に影響を与えるという観点で、「根気」を養うことができるようです。

 

(以下、2019418日朝日新聞デジタルから引用)

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目標達成に向けて粘り強く行動を続ける「根気」は、脳がどう働くと長続きするのか。慶応大の田中謙二准教授(精神神経科学)らの研究グループが、マウスで実験を行い、論文を科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」オンライン版に16日発表した。

 チームは、マウスの脳に光ファイバーを埋め込み、不安などの感情を制御している大脳の腹側(ふくそく)海馬の活動を外部から操作することで、行動がどう変化するか実験した。

 レバーを複数回押すとエサが出てくる装置にマウスを入れ、5回、10回、20回でエサが出てくる3パターンを実験。回数が増えるほどやる気を持続することが難しくなり、制限時間内に獲得する確率が下がった。

 続いて、マウスがレバーを押している間に腹側海馬の神経細胞を興奮させた。5回のレバー押しでエサがもらえる時、成功確率が95%から80%に落ちた。反対に、海馬の活動を抑制したところ、5回のレバー押しでエサが出る課題では行動に変化がなかったが、10回でエサが出る課題では成功確率が73%から90%に、20回の課題で50%から83%になった。

 チームは、腹側海馬の活動の抑制が根気を生み出すことに欠かせないこと、神経伝達物質のセロトニンによって抑制されていることがわかったとしている。田中准教授は「腹側海馬の活動が抑制されているときは安心している状態で、根気が続いていると考えられる」と話す。継続的な通院など「根気」が必要な病気の治療法の開発に役立つことを期待しているという。

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このように根気を養うためには、セロトニンという物質によって脳(腹側海馬)の活動を抑制する必要があります。セロトニンは脳内でつくられますが、その材料となる栄養は大豆製品や乳製品、米などの穀類などから取れます。ちなみにセロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれているそうです。確かに幸せな気持ちだったら、「継続」することができますよね。
大豆製品や乳製品、米などの穀類を食べて、幸せな気持ちになって、「根気」を養い、「継続」できたらよいですね。


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