【得意】よりも【好き】を優先する

2019/12/12



みなさんは何が得意で、何が好きですか?
勉強が得意な人もいれば、運動が得意な人もいると思います。
勉強が好きな人もいれば、運動が好きな人もいると思います。

では、得意なことと、好きなことのどちらを優先しますか?
「勉強が得意だけど、好きではない」。「運動が好きだけど、得意ではない」。
この場合、勉強と運動のどちらを優先した方がよいのでしょうか。

都留文科大学特任教授の石田 勝紀さんは、「『得意』よりも『好き』を優先する」ことを勧めています。


(以下、2019年12/5(木)東洋経済ONLINE引用)
―――
(前略)
「『得意』よりも『好き』を優先する」

どうして「好き」を優先するのか?
それは次のような理由があるからなのです。

「好きなことは、人から言われなくても勝手に行い、没頭でき、継続できる可能性が高いため」

すると、継続は力なりで、やがて結果を出していく可能性がぐっと上がります。さらに決定的な理由があります。それは、好きなことをやっているときは「他者との比較をしないケースが多い」ということなのです。好きなことを追求しているときは没頭しているため、周囲は見えません。ですから、比較のやりようがありません。

この他者との比較というのは、非常に厄介なものなのです。人と比較をして自分が優っていると、油断を生みます。イソップ物語の「ウサギとカメ」に象徴されるように。また、人と比較して劣っている場合は劣等感が募り、自己肯定感が下がり、自分に限界を作るというさらに厄介なことが起こります。

いずれにせよ、他者との比較は意味がないことが多いと考えていいでしょう。好きなことを追求していくと、そのプロセスには「比較」が存在しにくいため、周囲に惑わされずに、いつの間にか一流になっていくということもあるのです。

(後略)

―――

確かに好きなことは「自分の興味関心」なので、自らひたすらに取り組むことができます。
一方で得意なことは「他者との比較」なので、周囲との優劣を意識して取り組むことになります。

好きなことも得意なことも大事ですが、それぞれの違いがわかる面白い記事でした。
みなさんは「得意なこと」と「好きなこと」のどちらを優先しますか?
この記事を参考にしていただけば幸いです。
 

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