不登校がきっかけで、新しい学校を創る
2019/12/17
不登校。
様々な事情で、学校に行かくなったことを指します。
以下の記事で紹介される野澤翼さんも不登校となった生徒の一人です。
しかし、野澤さんは不登校をきっかけに新しい学校を創り始めました。
(以下、2019年12/17(火)NHK NEWS WEB「不登校14歳、起業する。」より引用)
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熊本市に住む野澤翼さん、14歳。中学3年生ですが、去年から学校には通っていません。
理由を聞くと、「教師との衝突が原因です」と話します。ノートのとり方から文房具の並べ方まで統一したり、服装では靴下の色まで事細かく指導したりする教師に、野澤さんは「効率的でもないし、何の意味があるのか」と尋ねました。
しかし、教師は頭ごなしに叱るなど、正面から向き合ってくれなかったといい、納得できなかった野澤さんは、学校で学ぶことに違和感を感じるようになっていきました。
(サブタイトル省略)
学ぶこと自体は好きだった野澤さん。
幼い頃から好奇心旺盛で、小学校3年生でプログラミングを始めました。
参考書やインターネットの情報で独学で学ぶうちに技術は向上。
フリーランスのプログラマーとして、知り合いの大人の紹介などで企業のホームページ制作を手がけるようになり、学校に通わなくなっていきました。
野澤さんの選択に当初、家族は「短い青春の時間なのだから学校の友達と過ごしたほうがいい」と強く反対したそうです。
これに対し、野澤さんは「どうしても学校に行かせようとするなら、単身で東京に出て自分で仕事を始める」と主張。
母親の祥子さんは、「そこまで決心しているならせめてそばにいて。まだ熊本でできることがあるんじゃないの」と話しました。
そっと背中を押すことにしたのです。
家族の理解も得る中で、野澤さんは依頼される仕事が徐々に増え、一定の収入を得ることもできるようになりました。
(サブタイトル省略)
はじめにやってみたのはSNSでのつぶやき。
「僕と学校を作りませんか?ーー」
すると、思いがけず、賛同する仲間が全国から現れました。
そのつながりを生かして、まずは将来の学校創設をめざした足がかりとして、プログラミングスクールを熊本市内の共同オフィスで立ち上げることにしました。
これまで仕事で稼いできたお金を起業の資金としてつぎ込みました。
「“積極的な不登校”ってこういう人ですかね」
仲間も野澤さんの思いに引き寄せられていました。
(後略)
使命感をもって教育に取り組む教員や学校教育制度自体は否定されるものではありません。しかし、必ずしも、今の教育が最善とも言えません。常に時代とともに、最善の教育を目指し続けることに意味があります。
野澤翼さんは、ある意味では「自分なりの最善の教育」を目指し「新しい学校を創る」ということを志しているように思います。
野澤さんの活躍を期待しています。
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