オンラインの特性に合わせた授業
2020/05/28
全国的に緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウイルスの影響による休校で、
様々な形で「オンライン学習」を模索する自治体、学校が増えてきました。
ただ、端末やネット環境の差があることや、教員のICT(情報通信技術)の知識に差があることなど
多くの問題点も上がってきています。
学校を再開した地域もありますが、感染の第2波が懸念されていることもあり、
その対策も含め、今後、どういう形で「オンライン学習」、「オンライン授業」を進めるのがいいのでしょうか。
また、海外の学校ではすぐにオンライン授業に適応していくことができたのはなぜなのでしょうか。
そこに目を向けると解決できる問題もあるようでした。
(以下は朝日新聞デジタル2020年5月25日の記事より一部抜粋)
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(前略)
海外の先進事例では、普段からメールやメッセンジャーによるコミュニケーションを行い、教材資料の配布、課題の割り当て、提出、添削もおおよそオンラインで行っているので、突然登校できなくなっても、大きな混乱は生じていないと聞く。
教師が授業時間全部を取り仕切る日本の授業スタイルと、児童生徒に段取りを任せるスタイルとの違いも大きい。例えば、北欧の学校で講義や問答中心の授業以外によく目にするのは、教師が話すのは冒頭5分で、どのように進めるのか、最後に何をまとめるのか指示した後は、個人やペアワークに移る。
日本でも、オンラインで教師が全部をケアするのは無理なので、短時間の自作動画やビデオ会議、参照資料、パッケージ教材、作業課題、グループワークなどを上手に組み合わせるのが、現実的だろう。情報を与えるための教材や資料が、あらかじめそろっていれば、教師は一方的にしゃべり続ける必要はない。クラウドを活用した作業課題を割り当てれば、学習者それぞれの様子は把握しやすくなり、個々に寄り添った指導ができる。
(以下略)
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教室授業をそのままオンラインで再現するのではなく、オンラインの特性に合わせた授業を再構築することが肝心、ということだそうです。
教師が授業時間全部を取り仕切る授業よりも、生徒が自分達で段取りをしたり
ペアワークをしたりする授業のほうが、より学習が楽しくなるかもしれないですね。
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