ネットとの付き合い方、世代ごとに変わる?
2020/07/09
コロナによる外出自粛の影響により、人々とインターネットの距離が近くなってきました。
オンライン化が急速に進み、『Zoom飲み会』『無観客ライブ』など、新しい生活の形も多く誕生しました。
以前より若年層とインターネットとの距離感は度々問題視されてきましたが、
実際のところ、中高生のネットの使い方はどう変わっていったのでしょうか?
5月30日に、子供と専門家がネット依存について話し合うシンポジウム、「withコロナに向けた緊急Webシンポジウム」が開催されました。
今回は、その参加者の中高生へのインタビュー記事の中から、
兵庫県の高校2年、副島諒哉さんがお話しされた内容をご紹介したいと思います。
普段のネットとの付き合い方、また、これからのネット教育のあり方について、正直に語ってくれています。
(朝日新聞デジタル2020年6月18日の記事より一部抜粋)
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普段のスマホの利用は、1日4時間ほどです。オンラインゲームやSNSのほか、古文の調べ物など学習に使うのがもっぱらです。新型コロナの影響で学校が休みになった3月の初め、50分ごとに区切った自習の時間割を組んでみたのですが、2日目に寝坊してしまい、そのまま挫折してしまいました。
(中略)
ただ、学校が再開したら授業と部活で自由にできる時間が少なくなり、以前の生活に戻りました。休校期間中、スマホにあてていた時間は、今後頑張って取り戻せばいいと思います。
ネット上の誹謗中傷や高校生が出会い系サイトなどで事件に巻き込まれるニュースを見聞きしますが、あまり身近に感じません。わざわざ他人の悪口を書き込む気持ちがわからない。自分にとってスマホの利用はリラックスの場で、趣味を楽しむ感覚なんです。
大人世代と僕たちとは生きてきた時代が違います。
スマホの楽しみを知らない大人たちが一方的にルールを押しつけてきたら、「スマホのいいところと悪いところを知らないくせに」と反発してしまう。そこを理解してほしいです。
(以下略)
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いかがでしたでしょうか?
彼らは大人が思っているよりも、意外と冷静にネットと付き合っているのかもしれません。
もちろん、ネットの世界には危険が沢山潜んでいることも事実ですが、
気の合う友達とオンラインで話せたり、調べ物が簡単にできる、というメリットもあります。
また、ネット上のコミュニケーションの危険性が話題になることも多いですが、
もしかしたら、大人にとっての『飲み会』のような、非常にライトな感覚なのかもしれませんね。
危険に巻き込まれないように、ネットリテラシーをしっかり学びつつ利用すれば、
「ネットの良い部分」を多分に享受できるかもしれないですね。
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