手話で歌う、新しい形の卒業式

2021/03/04



3月になり、卒業の季節となりました。新型コロナウイルスの影響で様々な生活様式が変化する中、卒業式も人数制限を設けたり、時短をしたり、内容を変化させたり等、変わってきています。そんな中、沖縄県での新しい卒業式のスタイルのニュースがありました。

(以下は2021年3月2日朝日新聞デジタルの記事より一部抜粋)
ーーーーーーーーーー

 沖縄県内のほとんどの県立高校で1日、一斉に卒業式があった。別日程で行われる特別支援学校などと合わせ、今春は1万3600人余が学びやを巣立つ。進学や就職などへ新たな夢に向かって踏み出した。

 新型コロナウイルス感染防止のため各学校は参加人数を制限したり、座席の間隔を空けたりして感染対策を工夫。入場前に検温を受け、念入りに手指のアルコール消毒をする保護者らの姿も見られた。

 真和志高校では、普通科とみらい福祉科134人が卒業。コロナ禍のため歌唱が難しい中、手話部の部活動を持ち全国高校生手話パフォーマンス甲子園制覇した実績のある同校は、歌唱の代わりに卒業生全員で手話ソングによる卒業の歌を披露した。

 卒業証書を授与した城間敏生校長は「時代の大きな変化をしっかりと受け止めて次の世界の先端を走っていける存在であり続けることを願っている」と激励した。

ーーーーーーーーーー

卒業式恒例の合唱ですが、感染対策のため行えない学校が多いのではないかと思います。
合唱ができなかったことで残念に感じた卒業生や保護者の方も中にはいたのかも知れませんが、
手話にとても縁が深い学校ならではの感染対策を守った新しい歌は、きっと卒業生や卒業を見守った人たちの心に深く響き、思い出に残るものとなったのではないでしょうか。

PAGE TOP