ヤングケアラー支援

2021/11/11


ヤングケアラーの記事がありました。
2021年10月22日朝日新聞デジタル

家族の世話や家事に大幅な時間を割いている子供が増えていると言われています。

この記事によると、島根県では1学級に2人の割合でヤングケアラーがいるそうで、驚きの数字だと思いました。ヤングケアラーの問題は、学業に集中すべき時に集中できず勉学・進学に影響がでる、友人と交流する時間がもてない、また精神的にも肉体的にも負担が多いということでしょう。

ただ、子供の介護負担を軽減しても、それでは被介護者を誰が介護するのか、外部に依頼するにしても費用はどうするのか、などの問題も発生します。また、公的介護保険もありますが、ヤングケアラーはそもそもそのような知識がなく申請をしていないケースもあるようです。

大人でも高齢の親の介護で仕事を辞めざるを得なくなり、生活が困窮していくことが問題になっていますよね。また、親が仕事を辞めるわけにはいかず、子供に介護を任せてしまい、ヤングケアラーを生む結果になっているということもあるでしょう。

介護というのはかなりプライベートなことなので介護をしていることを話したがらない子供も多いようですし、小さい頃から当たり前のように介護をしていた子供にとって、実際に介護をやめることになった場合に罪悪感を感じることもあるようです。

一方、介護をすることで生活能力を身につけたり病人や障害者への理解が深まったり、プラスな点もあるようです。

いずれにせよ、最低でも学業や友人との交流を大きく妨げない程度に負担を軽減することは必要だと思います。


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